理事長の感動日記 その9

なかよし13名に感謝!

2015.11.20

佐賀の食品工場の寮に行ってきました。
みなさんとても元気で明るいです。
実習から帰ってきたばかりのところにお菓子を差し入れて、
とっても楽しい時間を
過ごしました。
この素晴らしいチームワークについて理由を聞くと、
毎月月末の日に一番大きな部屋に13名全員が集まって、
一緒にお泊り会をするそうです。
まるで修学旅行の夜を毎月味わうような楽しさが伝わってきました。
これは他の工場でもいただきです。


帰り際、わざわざみなさん外に出て送ってくれましたが、
こちらこそ熱い気持ちをいただいて、ありがとうです。

同行者がボツりと言ってくれました。
「これがあるから、この仕事辞められないんですね」

 

I'm so proud of you!

2015.9.8

I’m so proud of you !

 

洋菓子製造1年実習一期生の帰国です。
日本でも食の安心・安全において
最高峰の実習場所で学びました。
入国直後にアクシデントがありましたが、それ以来、
大きな事故もなく、無事実習終了です。

 

あなたがたの笑顔は、どれほど工場の
生産性向上につながったことでしょうか?
そして、私たちを励ましてくれたことでしょうか?

 

日本で学んだ衛生管理は近い将来にフィリピンで
どれほど生かされることでしょうか?

I wish you well !

こちらこそありがとう

2014.11.6

言うまでもありませんが、個人的な好意ではなくただ一か月の講習を修了して感極まっているのです。恥ずかしながら、私のハートも尋常ではありません。

「こちらこそありがとう。」です。

実習生の作ったあんこもち

2014.9.27

うちで講習中の洋菓子工場で働く予定の実習生が
あんこもちを作ってくれました。
スープとセットです。
フィリピンでは、和菓子も作っていたようです。
工場に行って、さらに技術に磨きがかかること間違いないですね。

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悔い改めのきっかけとなった技能検定試験

2014.7.5

電子機器組み立て作業の技能検定試験直前に試験管の説明を聞いているところです。みなさん真剣な面持ちです。

この1ヶ月、仕事の後に時間を作って準備を重ねてきました。日頃見られない緊張感を新たに呼び起こすことができました。初心を忘れずに、日本に来た目的を再確認するためにも必要でした。

試験終了後に最近学んだことを話し合う時間を取りました。最後に、リーダーが立ち上がって、会社側に感謝の言葉を述べてくれました。少し胸が熱くなるのを感じました。

そしてさらに、入国後からずっと日本語力や実習の成長度合いにおいて問題視されていた子が、おもむろに立ち上がって・・・・・その瞬間、なぜ立ち上がったのか、推測できたのですごく熱いものがこみ上げてきました。

「みなさんが助けてくれありがとう」

やっぱり人間はいいな・みんないいな・・と改めて感じました。

明後日、帰国します!

2014.5.12

二日後に帰国する実習生たちと記念撮影です。

組合事務所で講習をしたのが、つい最近のことように感じられます。K君は、日本語検定2級試験に2度チャレンジして、どちらも惜しくも1点に泣きました。
実際には、レベル以上の日本語を使いこなしているのですが残念です。

どの子も日常会話に支障なく、3年間の成果は明らかです。
帰国後は、技術と日本語を大いに生かしてもらいたいものです。

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3年前の講習修了式に撮影

実習生の掃除 続編

2014.3.19

実習をスタートしたばかりの企業様のところに監査に行ってきました。日本語はかなり苦戦しているようですが、まじめな態度にはお褒めの言葉をいただきました。

その後、近くの寮に行きました。彼らが第3陣ですから、何度も訪れたことのある寮ですが、見違えるほどに掃除がされて綺麗でした。ことにトイレは完璧でした。便器の奥底まで新品のようでした。

約束した朝晩の日本語勉強もしっかりノートに記されていて、日記も毎日丁寧に書かれていました。このノートの積み重ねが3年間で彼らの宝物になります。将来が楽しみです。

相変わらず、冷蔵庫の中は寂しい限りです。しかし、栄養補給のため、お昼は会社が用意したお弁当を食べるようにしていますし、何よりも彼らの笑顔を見る限りでは、心配なさそうです。

家庭菜園をしたいというので、次の日に社長の了解を取ってあげました。茄子にトマト、白菜、じゃがいも・・・・・・・?、彼らの期待は本格的な畑を思わせるほどです。夏ごろには冷蔵庫の中は、そんな野菜たちでにぎわっているかもしれません。

掃除という行為からいろいろなものが育っていくのを感じました。

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実習生の掃除

2014.2.9

休みの日に新聞を読んでいると、新聞と雑巾を貸してほしいと実習生が言ってきました。窓掃除をすると言います。まず自分の部屋をしてから、事務所の窓もきれいにしてくれました。

最初に濡れ雑巾で拭いてから、次に新聞紙で水分を拭き取っていきます。新聞紙のインクの効用を知っているのかは定かではありませんが、両親から教わった知恵のようです。

窓ガラスの表裏両面から二人がかりで仕上げます。お互いに汚れを指摘しあってチェックします。

完璧な仕上がりでした。掃除に関しては、講習の必要がありません。

欠点を取り除こうとばかりしていないで、長所に光を当ててそれを伸ばしなさい

2014.2.2

昨晩、日本語が十分でないこと、就寝時間を守らないことを怒って帰宅しました。少し言い過ぎたかなあと思って、今朝は事務所に行く途中、水餃子を買いました。

入国したばかりの実習生と、お昼ご飯を一緒に食べるためです。中国でも、ベトナムでも今は旧正月でお休みです。特に中国では、家族総出で餃子をたくさん作って食べるのが、お正月の楽しみの一つです。

餃子を茹でている間、実習生がキッチンにある雑巾を持って、レンジフードや床を拭いてもいいかというそぶりをします。そこで、洗面所にあるタオルのうちの古いものを雑巾にするように与えました。

食後しばらくして、ゴトゴト、ガタガタと事務所と宿泊施設の供用部分の拭き掃除が始まりました。時折、ハ〜・ハ〜と息を吹きかける音が聞こえます。行ってみると、実習生が床を拭いたり、ガラス戸を拭いています。

1月の経営セミナーで「環境整備」についての講演がありました。京都の傳來工房の橋本社長様から、お掃除の大切さについて教えていただき、実習生の講習の中に取り入れたいと思っていた矢先のことです。

私が考えていたのとは逆になりましたが、私も参加して突然のお掃除講習会となりました。

このときの体の熱くなる思いは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏の著書「凡事徹底」から、さらに経営コンサルタントの浅野喜起氏の著書「喜びの発見」を思い出させてくれました。

欠点を取り除こうとばかりしていないで、長所に光を当ててそれを伸ばしなさい、を実体験した時間でした。